藤井六段、絶対に中におっさんが入ってるだろう、と疑ってしまうほどの強さと落ち着きっぷり。人類最強なのではと思ってしまうし、今や人間はコンピューターに勝てないといわれていますが、これからの精進次第では再び人類がコンピューターを打ち負かすもあるのではと思わせてくれる、将来に可能性を感じますね。
さて、テレビではたまに「あの人は今…」みたいな番組が放送されますが、文具でも一時はあれほど盛り上がっていたのに…というものがあります。それが、「デコラッシュ」です。もちろん、今でも愛用されている方はたくさんいるでしょうし、昨年度にも新商品の発売はありました。ただし、年々印象が薄くなってきている気がします。
2015年のクリスマス・お正月の限定柄を最後に季節ごとに出ていた限定柄のリリースはありませんし、売り場における販売面積も徐々に小さくなっているような気がします。今やマスキングテープの供給過多により、デコの中心はマスキングテープにシフトしたということでしょうか?
確かにデコラッシュはノートや手帳のデコにはいいかもしれません。薄いし、膨らみも少ないでしょう。ただ、必ず平らな場所にノートなどを置いてテープを押し付けてローラーがうまく転がる環境を作ってやる必要があるのに対して、マステは手でちぎって張り付けることができるのでそういう制約は少なくて済みます。
そのうえ、マスキングテープはデコだけでなく仮留めや梱包などにも使えるのに対し、デコラッシュテープではそうはいきません。柄についてもこの世のありとあらゆる柄が全てあるんじゃないかと思えるほど多種多様な柄がありますし、幅についても幅広から極細まで各種揃っています。
もちろん、デコラッシュはプラス1社、マスキングテープはカモ井加工紙、マークスはじめ猫も杓子も状態なので比べること自体無理があるとは思いますが、数的にマスキングテープのほうが圧倒しています。マスキングテープはローラー的仕掛けも必要ないので気軽でもあります。
逆にプラスからマステ関連の商品が出ていないのが不思議です。コクヨでさえマステカッターのカルカットを出しているくらいですから、この流れを見逃す会社ではないと思います。企画はいろいろ持ち上がってはいるのでしょうが、商品化に至っていないということでしょうか。
今年は新商品として「エアかる」や「メクリッコキャッチ」などなかなかの意欲作を発売してきているので、マステ関連でも何かあるのではないかと読んでいるのですがどうでしょうか。デコ商品に関しては過去にもいくつか発売してきた会社だけになくはないと思っています。
デコラッシュのデザイン部門をそちらに振り向け、デコラッシュは細々と続けながらもそちらに注力する、なんていうのもあり得るかもと思いますし。まぁ、これらは確たる情報に基づく話ではなく、完全に私の脳内で構築された妄想的話ではありますので、話半分でお聞きください。
こんなことを書こうと思ったのも、過去に購入した「プチデコラッシュ」を今でもちまちま使いながらなかなか使いきれないでいる現状を、プチデコの本体を見つめながらしみじみかみしめているからでして、せめて使い切ってから捨ててやりたいというそんなことを思ったからこそなのでした。